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このクラスでの思い出はたくさんありすぎて何を書こうか本当に迷うけれど、それでも1番はやっぱり合唱コンクール。

合唱を通じて育つ心と絆

合唱コンクールは学校行事の中で一番好き。
体育大会で勝てると思っていたけど、まだまだな部分もあり、本番当日学年団体種目で2番になって悔しくて泣いた日々。
合唱曲を決めるのは基本的に生徒が決めるけど何を歌うのかなーと思っていると、「これを歌ってほしいなー」という曲があった。

「時を越えて」

君の夢が一つ 叶おうとしているね
熱い思い重ねて たどり着いた場所
ここまでの道のりが 長く厳しかったこと
たくましくなった君の背中が 教えてくれる

この日の喜びと この日の悔しさを
忘れないように 深く胸に刻み込もう
精一杯の声を出した この瞬間がいつかきっと
君が生きていく力に 変わる時が来るから

君の夢が一つ 生まれようとしているね
何度も迷いながら たどり着いた道
あの日がゴールじゃなくて スタートだったんだと
真っ直ぐに輝く君の瞳が 気づかせてくれた

あの日の喜びと あの日の悔しさを
つまずいた時は そっと思い出してみよう
精一杯の力出した あの瞬間がいつかきっと
君が生きていく誇りに 変わる時が来るから

精一杯の汗と涙 流した数だけきっと
君が生きていく強さに 変わる時が来るから

時を越えて羽ばたいて

そして今回この合唱に向けてやったこと。
体育大会で負けてから考えたこと。
いろいろあったけど初心に戻る。
まずは「毎日ノート全員提出」
いや、たいそうなこと言いましたが当たり前のことなんです。
でも、これ実はとっても大事なこと。
歌がうまいことが合唱コンクールの審査基準になるのは当然のこと。
でも歌だけうまいからと言ってそれで本選にでて金賞とっても何の意味もない。
体育大会の時ぶっちぎりで一位で練習で一度も負けたことはなかった。
どこよりも昼休みの練習を早く行った。
でも学年団体種目当日に二回ハチマキがほどけて結果は二位。
色んな人が涙を流してました。
二位で涙を流すとは贅沢な。でもねそれは一生懸命に頑張ったから悔しいという気持ちがうまれる。
ただ1位になれなかったのには理由がある。
ただなんとなくハチマキがほどけたというわけではない。
まだまだ自分たちに足りないものがあった。一位にふさわしいクラスではなかった。ということ。
だからこそより日常生活を大事にしていく。
当たり前のことをあたりまえにして更なる成長を。
金賞の為の合唱コンクールではない。その先の修学旅行。
3月に自分たちのクラスが一番良かったと胸をはれるように。その為の合唱コンクール。

だからこそ「時を越えて」を歌えたらいいなと思っていました。
歌詞がクラスにぴったりで悔しい思いをしているから、気持ちを込めて歌える。そう思って。

以下当時の通信抜粋

9月24日・・・合唱練習。初めての練習。まごくごく普通でしたね。そんなによくもないし、悪くもない。それでも歌は上手でした。

9月25日・・・合唱練習2日目。さて、いつスイッチが入るのか。いつ本気になるのか。
まだまだ。帰りの会の時間がオーバー。それなのに急ごうともしない。掃除が悪くてやり直し。時間は限られている。
そして平等にわけ与えられたもの。何を思い何を考えるかこの意味が伝わるかな。

10月1日・・・合唱練習3日目。やってはいる。やってない歌ってないとは言わない。
それでも60~70パーセント。いつ100パーセントになるのか。
合唱コンクール前日になったら100パーセントの力を出すのか。
今日の練習がベストだったのか。何の為にパートリーダーがいて何の為に文化委員がいる。学級委員は何をしている。どこに恥ずかしいと思う必要がある。なぜ今できる限界の力を出さずに出し惜しみをする。それで本選に通過するのか。
また負ける。勝ち負けの為に歌っているわけではないが絶対今のままなら負ける。
選択肢は3つ。
本選に通過せずに、ははー負けたとへらへら笑う。
本選に通過できずに悔しさで涙を流す。
本選に通過して金賞をとってうれし涙や喜びをみんなで共有する。

この3つ。
何の為に毎日ノートを全員提出するのか。
合唱というのは本当にむずかしい。一人が歌っていてもだめ。
十人が歌っていてもだめ。三十人が歌っていても意味がない。
三十八人全員が気持ちを込めて歌わないと意味がない。もっと本気になりなさい。
本選を通過しないとも金賞をとらないとも思っていない。君たちはきっと本選に通過して金賞をとる。
うちがほかのクラスに負けるとも思っていない。それでも今のままではきっと後悔する日がくる。そうならない為に。
今を真剣にやらないと。頑張らないと明日がやってこない。頑張れ、今が成長の瞬間。


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悩んだ日々がその先の成長する力に

以下その日の毎日ノートの日記

・今日合唱の練習をしました「また、負ける」先生にそういわれました。もっと頑張ろうと思いました。
・今日の合唱練習は少しみんなの声が小さいと思いました。やる気はあるのになぜ声を出さないのだろう。もっと一笑賢明歌いたいです。
・私は今日思いました。一生懸命歌っているのに先生は終わった後必ず怒ります。自分も限界まで声をちゃんと出しています。
なのに怒ります。それはきっと誰かが気の抜けた歌い方をしているのかなとおもいました。
他人の気持ちを入れるのは難しいことだと思いました。
・今日の合唱練習は声は良かった部分があったとは思いますが、まだ気持ちが全然入っていませんでした。
このまま失敗して終わらないために少し考えてみる必要があると思います。
・今日の放課後練習はあまり盛り上がらなかったです。
またこういう風にならないように、しっかり学級委員、パートリーダーのサポートをしなければいけない。
金賞とるには工夫しないといけない。悔しいので負けたくないです。
・今日合唱練習の時に先生に色んなことを言われたけどやっぱりその通りだなと思いました。
もっと積極的にしていきたいし、文化委員としてみんなを支えられたらなと思いました。

10月2日・・・合唱練習4日目
たった一日でこんなにも歌声は変わるもの。みんなの日記には多くの言葉が書かれていました。
これが合唱というもの。今まで自分たちのやってきたことに足りないものがあった。それが今わかった。
そして今おおきく成長した。本番が楽しみです。さぁ金賞をとる決意。このクラスで歌う喜び、
このメンバーでおくる最初で最後の合唱をする準備はできた。気持ちが入った。
あとはできる限りの練習をしよう。やるだけのことをやろう。悔いのないように。
以下その日の毎日ノートの日記

日々成長、日々青春

・今日の合唱練習はめっちゃ感動でした。○○ちゃんがいきなり泣いてびっくりしました。
見ることしかできなくて悪かったけど泣くほどに真剣なんだなと思い、自分もそのくらい頑張ろうと思いました。
・今日はみんなに僕たち学級委員の思いを伝えました。自分の思っていることを言えてすっきりして、ちゃんと思いが伝わったのでうれしかったです。
これから合唱が良い方向に変わっていってほしいです。
・今日の合唱練習は感動しました。途中○○さんが○○さんともめたときはどうなるかと思ったけど、
最後歌った歌はとてもきれいだと思いました。
・今日合唱がとてもよくなりみんなのこころが一つになっていると思いました。
でもあと少ししかないという部分もあるのでもらったCDを家で聞いてもっとよくしたいです。
・今日合唱練習で○○ちゃんがうまく歌えないと言って泣いていました。
真剣になったからこその涙なんだと思いました。まだ合唱コンクールまで時間があるのでみんなで支えあって頑張っていきます。
・今日は合唱練習が良いものになったと思います。また来週できなくなるのでみんなが周りの声をきいて歌っていき、
この合唱を忘れないようにしたいです。
・今日は合唱練習の時すごい、みんなで協力できたというか、ぶつかりながらも自分たちの絆を確かめ合うというか
なんかみんながみんな真剣で気持ちもこもっていました。私も自分から動いてみんなに文化委員としていうことができました。
いつもよりも充実した30分間になりました。これからは1週間くらい練習ができないのでCDを聞いてパート練習したいと思います。

気持ちがあるからぶつかりあう。
本気になったから言いたいことがでてくる。けれどそんなもので壊れるような絆ではない。
君たちが今日まではぐくんできたものはもっと強い確かなもの。
合唱に気持ちを込めるとは今の状態。たかが合唱、されど合唱。しかしそこに青春がある。ドラマがある。だから楽しい。また一つ成長した1組です。

歌がうまい、歌が下手よりも大事なこと

10月19日・・・昼の練習。歌に気持ちがない。駅伝のメンバーが5人いない。パートリーダーの○○さんがいない。
ただこれだけでまるで初めて歌うかのような歌に。放課後になれば変わるのか。
放課後の歌練習。なんてことはない。ただの歌。そこに合唱はない。
そこに気持ちはない。休み明けだからか。二回目の歌では変わるのかと思ったが何も変わらない。

途中から涙を流す人が何人も。
今日まで何を目標にしてきたのか。歌に気持ちがない。合唱ではない。
今日の歌なら間違いなく本選に行けずに予選で落ちるだろうな。
いつか言ったことがある。

体育大会で負けたのには理由がある。たまたま負けたのではない。
本番というのは日ごろがでる。あの時に悔しい思いをして流した涙がある。
だからこそどこにも負けないように、合唱コンクールに向けて準備をしてきた。やってきたことに自信を持たないと。

何度も言うけど合唱というものは実に面白い。一人が違うことを考えているだけでよいものにならない。
何のために毎日ノートを全員が提出して、帰りの会を早く進行して、皆が遊んでいる時間を削って練習をしてきたのか。
本番は一回限り。厳しいことを言うけれど結果や評価をするのは相手。自分たちの歌が一番良かったうまかった、練習の時はできていた。

それは全て言い訳。おれは君たちの今日までの努力を知っている。
群読練習中などは生徒会担当としてよそのクラスをまわることもあったけど、
昼休みと放課後合唱練習に関しては今日まで一日たりともクラスから離れたことも、見放したこともない。

だからよーくわかる。こんなもんじゃない。君たちの歌声は、合唱はこんなもんじゃないことを。

でも評価する人はその日初めて聞いた一発限りのもの。今日の歌では自分たちで歌を壊している。
いつも厳しいことをいうけれど、
それを乗り越えていつもその日のベストをだし、常に成長してきた君たち。

気付いてないかもしれないけど成長したのは合唱ではない。
合唱を行うために様々な人が動いてくれた。
○○がみんなの為に、クラス全員にメッセージを書いてくれた。
クラスみんなのお守りとしてメッセージカードを提案してくれた。

パートリーダーが今日まで支えてくれた。
学級委員が自分たちの力不足に悩みながらも、みんなと同じ気持ちで、不器用にでも道を示してくれた。
文化委員が放課後遅くまで歌詞カードを書いたり、準備をしてくれた。

それにこたえようとするクラスの仲間がいた。
その結果一学期よりも笑顔が増え、絆が深まり、毎日充実した日々を送ることができている。

合唱を通して得たものがたくさんある。
振り返ってみればたくさんの自分たちの努力の跡がある。
涙を流すのも悔しいと思うのも本選に行きたいと思うのも、全員が本気に真剣になった証。
もう一度考えなさい。

もう一度自分たちでつくりあげなさい。
何度もいう。君たちならできる。
自分たちの道を信じなさい。それが自信になる。
まだ時間はある。大丈夫。
何の心配もしてないです。
本番当日金曜日の3,4限に笑顔やうれし涙にあふれた表情の君たちがいることを信じています。
あと数日踏ん張りどころ。やりとおしなさい。

10月20日・・・昨日の練習をうけてみんなの意志が決意が歌に表れていました。
そうやればできる。もう私から言うことは何もありません。今の君たちなら大丈夫。

順風満帆な練習ではなかった。たぶんどこよりも最初に本気でしかられた。
そしてどこよりも悩んだ。

ただね、叱られた時間が成長の糧に。
悩んだ時間が絆を深めてくれた。

歌詞の内容は君たちにぴったりだと言ったのを覚えていますか?
今まで説明してこなかったけど、今の君たちにはもう伝わっていると思います。

ここまでの道のりが長くきびしかったこと
たくましくなった君の背中が教えてくれる

この日の喜びとこの日の悔しさを
忘れないように深く胸に刻み込もう。
精一杯の声を出したこの瞬間がいつかきっと
君が生きていく力に変わる時がくるから。

決して最初から良いクラスではなかった。
それでも一つ一つを乗り越えて今がある。
いつまでも子どものようだと思っていたらいつのまにか大きく成長してくれていた。
それには一緒に支えあった友がいる。
笑いあった日々も体育大会で負けて泣いた日々も全てが今日という日に繋がっている。
今日の為にやってきたことに無駄なことは一つもない。
失敗も成功も全てが明日へと繋がっている。
今日の自分は昨日の自分をすこし、ほんのすこしでも超えていればそれは大きな成長。
いつか大人になった時に、このクラスで歌えてよかった、
あの時たかが合唱にあんなにも真剣になってよかったと思える日がきっとくる。
たかが合唱なんだよ。お金がもらえるわけでも、優勝して高校いけるわけでもない。

でもこのたかがにどれだけ熱くなれるかで自分の幅が広がる。だから絶対行事で手を抜くな、必死になれそう言い続けてきた。
今ならもうその意味がしっかりと伝わっていると思います。人生はたかがであふれている。
そのたかがの全てに本気になりなさい。
p・s学年企画や修学旅行などが重なり、なかなかクラスにがっつりついてあげられずにごめんね。それでもここまでしっかりとまとまり、成長してくれたことに感謝しています。

振り返ってみても幸せな日々でした。
今でも自慢のクラスであり、たくさんの青春をありがとうと胸を張って言えます。

いつか道にぶつかってしまったらこの通信を見て、また進もうと頑張るみんなでいてほしいです。

以上。何かのお役にたてば光栄です。
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